12/5 Pong Nam Ron – Pailin

カンボジアとの国境に向かって東に自転車を走らせます。大きな町もなく、森林やバナナ畑の中を走ります。雲が厚く垂れ込めていて、雨がぱらつきます。田舎の道なので道路標識が完備されておらず、英語表記がなく、道に迷い、2キロほど行き過ぎちゃいながらも危うく気づいて引き返し、カンボジアとの国境に到着。出国手続きの場所も英語での表示が無く、出国手続きと入国手続きのカウンターが同じというアバウトさ。あっけなく出国し、カンボジアのビザを取得。本当は30ドルのはずなのですが、ワイロを請求されるのは有名な話で、係員は僕の顔をちらっと見て35ドルを請求しました。どうやら懐具合に応じて請求しているようです。

カンボジアに入ると、雰囲気はがらりと変わります。人々は遠慮無く僕をガン見して、目が会うとニコッと笑います。子供達は「ハロー」と声をかけてくれます。ちょっとしたスター気分です。風景もだいぶ変わります。タイ側では山を森林が覆っていたのに、カンボジアでは樹木が少なく、また、道もほこりっぽいのです。雰囲気の変化を感じながら15キロほど走り、今日の目的地のパイリンに到着しました。国境近くの田舎の町です。宝石の採掘で有名な所なので、宝石屋が並んでいます。あとお寺が何軒かありますが、観光客が来るような所ではありません。13時に宿に到着し1時間ほど町をブラブラしたら、もうやることが何もなく、部屋で本を読んで過ごしました。
夕食はレストランへ。ガイドブックで唯一紹介されていた店で、英語メニューは無いのですが写真付きのメニューがあり、美味しそうな牛肉野菜炒めを注文。あと、ビールを。旅行に出発して以来、レストランというより食堂的な所でばかり食べていたので料理に期待が盛り上がります。ところが、出てきたもは半ナマの牛肉サラダ!火が通ってないし、冷たいし、恐ろしすぎて食えません。でも食べたんですけどね。美味しいんです。一口だけでさすがに止めて、もう一度メニューを持ってこさせて、今度は豚肉野菜炒めを注文しました。ちゃんと「チャーオ(炒める)」と注文しました。
で、出てきたのは、今度は豚肉の冷製サラダでした。もう諦めて食いました。豚肉自体にはちゃんと火が通っていたので、豚肉サラダの方を食べました。

今日の走行距離:49.95km
今日のサラダ二種とビール:8ドル75セント

カテゴリー: 2014.12 Cambodia   パーマリンク

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