延安(Yan'an)2000.8 | ||
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■延安について■ ■見所■ ここで見る物といえば、ほとんどが革命関係の遺跡です。 1.鳳凰山麓旧址:延安で最初に共産党の本部が置かれた所です。1937〜38年に毛沢東が住んでいた家があり、ここで「持久戦論」を書いたと言います。町の中にあります。 2.楊家嶺:共産党の中央辧公庁のあった所です。1938〜43年まで毛沢東が住んでいました。第七回全国代表大会の開かれた大きな礼堂もあります。町から1路か8路のバスで20分です。 3.棗園:中央書記処があった所で、広い敷地が公園のようでくつろげます。毛沢東の有名な演説「為人民服務」が行われた所でもあり、記念碑が残っています。1943〜45年まで毛沢東が住んでいました。町から1路か8路のバスで30分です。 4.王家坪:共産党の軍隊(八路軍)の総司令部があった所です。毛沢東が住んでいたのは1943〜45年です。町から1路か8路のバスで5分、歩いても15分。 5.延安革命記念館:デカイ建物には色々な展示物があります。入り口には巨大な毛沢東の像があります。 6.南泥湾:延安から45kmの所にある農村地帯。40年代にここで屯田兵のような事をやっていたようです。「南泥湾」という大変有名な歌があります。見るべき物としては農村風景と小さな記念館だけ。観光客はほとんどいません。延安の宝塔橋の南から雲岩行きのバスで1時間。1時間に一本出ています。 7.宝塔山:延安のシンボル的な塔が建っている山。上からの眺めはいいです。町の中心にあります。 8.清涼山:登らなかったのでよくわかりませんが、寺のようなのが麓から見えます。町の中心にあります。 この他に延安の名物というとヤオトンがあります。これは崖をくり抜いて作った家で、以前日本の大臣が「中国ではいまだに洞窟に人が住んでいる」という失言をしてしまったいわく付きのシロモノです。確かに洞窟で、そこにドアとか窓をつけて住んでいます。しかし、乾燥したこの辺りではこの方が夏涼しく、冬あたたかく、合理的な住まいなのだそうです。革命史跡の中にある毛沢東の家もヤオトンだったりしますので中に入って見る事が出来ます。 ■交通■ 西安から飛行機で1時間。150元でした。随分安いなあと喜んでいたらとんでもなくポンコツなプロペラ機でした。延安空港から町まで7kmですが空港バスは無く、タクシーを探すか(30元)空港の外に出て前を通 るバスを待つしかありません。 西安からの長距離バスは沢山あり、270kmほどなので6時間くらいで着くでしょう(想像)。道はいいようです。 鉄道もあります。一日2本昼便と夜行。これは10時間近くかかるようです。 西安と延安の中間には黄陵という大昔の皇帝の墓がある町があり、ここを経由して来る人も多いようです。 また、西安から黄陵と延安を回る1泊2日のツアーや、黄陵・延安・壺口瀑布2泊3日のツアーが出ています。 ■宿■ 外国人は泊まれるところが限られているようです。一番有名な延安賓館は現在工事中。完成後にはかなり高いホテルになりそうです。僕が泊まったのは建設賓館。130元・ホットシャワー・扇風機・テレビ・南京虫・ネズミ付き。夜中にネズミにパンをかじられて悔しい思いをしました。 ■メシ■ この辺りの人は餃子やうどんを食べるときに生のニンニクを囓ります。ニンニクの大きなかけらがドンと出てくるので皮をむいて囓りましょう。うまい。翌日臭そうだけどね。 |