呼和浩特(Hohhot)2002.8
 
席力図召。チベット仏教の寺です。よく見ると確かに屋根とかチベット風です。


席力図召。観光客は大召の方に集まっていますがこっちの方が静かで落ち着いた雰囲気です。


昭君墓で記念撮影する観光客。この小高い丘が墓なのだそうです。本当かなあ、でっち上げじゃないの?と疑いたくなるよ。


その昭君墓上から見た農村風景。大草原を期待したけどもっと遠くまで行かないと拝めません。
■呼和浩特について■
予定では立ち寄るつもりは全くなかったのですが、行く先々であまりにも天気が悪く、「このままじゃカビが生える、太陽を拝みたい」とカンカンに照りつける太陽を求めて夜行列車に乗り込みました。北の草原の中の街なので当然毎日晴れていると思ったのに期待はずれ。雨でした。

■見所■
内モンゴル自治区の中心都市なので、モンゴルの大草原を想像しますがそんなのは郊外に行かないと見れません。街は普通の都会です。しかし、土地が余っているせいか、やたら広い大通りや、でっかいビルディングが目立ちます。
街の中の観光地には「大召」や「席力図召」があります。これはチベット風の寺です。それぞれ入場料10元と5元。近くには「五塔寺」「清真寺」もあります。これらはみんな街の旧市街に集まっています。郊外にあるのは「昭君墓」。漢の時代に匈奴の王と政略結婚した王昭君の墓です。プレハブ作りのパオがあったり、駱駝と記念撮影できたりと、つまらない観光地を絵に描いたような所です。入場料18元。大召から南に200m歩いた交差点から44路のバスで行けます。他にも郊外にいろいろありますが、「昭君墓」を見たら他を見る気がしなくなりました。
ここに来る人の最大の目的は大草原観光でしょう。行くなら車をチャーターする事になります。人数が揃わないと割高です。街の旅行会社で相談してみてください。一泊一台、宿泊付きで900元くらいのようです。
バス行くなら、適当な村まで行ってそこの周辺を捜せば、運が良ければ草原を見れるかもしれません。


■交通■
駅は街の北にあります。北京から一泊なので便利ですが、夏場は切符がなかなか手に入りません。飛行機は新華広場の近くに中国国際航空のオフィスがあって、その前から空港行きのバスが出ています(一人5元)。 バスターミナルは駅前にあるので便利です。北京行きの高速バスも駅前から出ています。

■宿■
駅前の道を左に30mの所にある通達飯店には外国人が多く泊まるみたいです。フロントの人はフレンドリーですが、値段表がありません。フロントの人が「いくらの部屋が欲しい?」と聞いてきたので「100元以内の風呂付きの部屋をくれ」と言うと90元の部屋をくれました。「20元の部屋」と言えば20元にしてくれたかもしれません。駅前には他にも同レベルのホテルがいっぱいあります。もう一つ泊まったのは巴彦塔拉飯店で、中国国際航空のオフィスの真ん前。122元の部屋がありますが外国人は高い部屋でないと泊めてくれないかも。でも通達飯店よりは設備ははるかに上です。