徳天瀑布(Dedian waterfall)1999.4 (2002.4データを若干修正)

 


滝の全景。桂林みたいな変な形の山が見れます。


近づくとかなりの迫力です。滝壺では筏にも乗れます。


この川の対岸はベトナムです。


滝を見渡せる絶好のロケーションに建つホテル。



滝からの帰り、徳天・碩竜間のトラックバスの中から。

■徳天瀑布について■
広西壮族自治区の西の端、ベトナムとの国境に滝はあります。滝の前の看板には「国境にある滝としては世界で2番目」と書いてありますが、ナイアガラの他にもビクトリアとかイグアスも国境にあったような気がするので、徳天の関係者の方は訂正した方がいいと思います。「国境にある滝としては世界で4番目くらい」と。
へんぴな田舎にあるため、ここを訪れる外国人はめったにいません。交通も不便だし、英語は通 じないし、気軽に来れる場所ではありませんが、花山や崇左、白色を周遊するコースに加えればかなり面 白いルートになると思います。

■見所■
この滝は規模としてはそれほどのものではないのですが、ユニークなのは国境です。国境といっても、何があるわけではありません。ただ川があって、その対岸がベトナムです。だからこの川を渡ればベトナム。密出国は簡単で、むしろ正式に出国する方が難しい。何しろ国境警備隊や出入国管理官などぜんぜん見えないのですから、知らずに間違えてベトナムに行っちゃっても誰もかまってくれません。
ですから回りの景色が良いからとあまりウロウロしていると大変な事になるので要注意です。
大変な田舎なので滝の回りには何もありません。メシはホテルに付属のシケたレストランしかありません。また土産物屋は何軒かありますが、ベトナム製の変なお菓子とか、飲み物くらいしか売ってません。簡単な食料は持参した方が良いでしょう。


■交通■
南寧からならまずバスで大新へ(3時間)。そこで下雷行きに乗り換えて碩竜で途中下車します(1.5時間)。ただし、最近大新から下雷へ直行する新しい道が出来たので、碩竜を通らない可能性があります。確認してください。碩竜からは乗り合いトラックを捜し、徳天に向かいます(40分)。徳天から歩いて10分で滝に到着。崇左からも大新へバスがあります(1.5時間)。南寧から大新へは北大公路客運中心から豪華バスが出ています。

南寧からのツアーバスも見かけました。寝台バスで、夜出て朝着いて観光するか、朝出て午後着いて夜帰る0泊1日タイプのようです。ハードです。

他に白色から靖西を経由しローカルバスを乗り継いで来る方法もあります。靖西から大新までは午前中しかバスはないので注意。靖西から湖潤へ、そこで下雷行きに乗換え、下雷から徳天に向かう方法もあります。

いずれの方法でもバスは窓際の席を取りましょう。大新から徳天までの途中の景色が素晴らしいです。特に碩竜の手前の発電所は途中下車する価値があります。このあたりでは公安による職務質問が頻繁に行われているみたいです。多分麻薬関係だと思います。鞄を開けさせられて面倒なのであまり不審な行動は避けたほうがいいと思います。

■宿■
徳天瀑布の敷地の中に素晴らしい眺めのホテルがあります。3人部屋のワンベッド38元。ホットシャワー付ですがプロパンガス式で使い方がわからず、結局水を浴びて寝ました。使い方は臆せず聞きましょう。こつが要ります。