花山(Huashan)1997.4


船の上からの景色です。寧明からしばらく行くと山が見えてきます。


山の間を縫うように走ります。絶景です。


寧明の壁画。古代の人が書いた壁画です。


寧明から南寧に向かう車窓からの風景です。

■花山(寧明)について■
南寧からベトナム国境の街・憑祥に向かう途中に寧明という小さな街があります。ここから船に乗って花山に向かいます。おばちゃんがエンジンを操り、客は僕一人です。この絶景を独り占めして、素晴らしい日差しの下、何とも贅沢な気分です。

広西を旅行する人はみんな桂林の方に行ってしまうので、ここまで来る旅行者はまれです。中国からベトナムへ向かう人もここは素通 りしてしまいます。ですが僕は桂林よりもこっちの方が好きですね。観光客がいなくて景色を独占できるのが何より良いところです。
だからといってここに来ることをお薦めしているわけではありません。ここに来れば素晴らしい眺めも見れますが、おぞましい眺めも同時に見るはめになります。それが何かは、こちらに書いてあります。

■見所■
寧明から左江という川を下って行きますと、桂林をもっと雄大にしたような素晴らしい景色を楽しむことが出来ます。川の両岸の人々の質素な暮らしもとてものどかです。約1時間半で花山の壁画に着きます。ここには大昔の人が描いた壁画が残っています。

さらに先に行くと色々と見所もまだ有るようですが、もう十分でしょう。時間があったら行ってみてください。

■交通■
寧明までは南寧から列車で4時間。バスもあります。鉄道の駅とバスのターミナルは離れているようで、駅前からは乗り合いタクシーが結んでいます。花山への船は鉄道の駅から200m程の所にある橋の横の船着き場で手配できます。半日コース、1日コースそして、花山民族村に泊まる2日コースがあるようです。半日コースを選んでも南寧から日帰りはできませんのでご注意を。なお、1997年の時点で観光客はほとんどいませんでしたので船着き場は倒産しているかもしれません。
バスターミナルの方へは行きませんでしたので、どんな様子かは分かりません。おそらくターミナルの方が街として発展しているのだと思います。


■宿■
寧明の、特に鉄道の駅周辺にはには泊まらない方がいいでしょう。ろくなホテルはありません。川下りしていい気分でも宿に入れば全部ふっとんでしまいます。