南東方向に、正面に太陽を見ながら走ります。
まぶしくて前が見えません。「僕が見えないのだから、後ろから来る車も僕のことが見えないのだろうなあ」と想像すると恐ろしいです。
一昨日自転車に搭載していたバックミラーを盗まれてしまい、それが悔やまれます。
本来の予定では100km程走って目的地に達するつもりでした。
気持ちの良い田舎道を走ります。
途中にWat Phu Thokというお寺あるらしく、脇道を5km入って目指します。
ひとつ問題があって、お寺を見ている間、荷物をどうするかです。全部担いで行くことも考えたのですが、そのお寺というのがこんなんなのです。
この山が寺なんです。
担いで登るのはイヤです。
でも登りたいので荷物は自転車と建物の手すりとをチェーンでしっかり巻き付けて置いて登りました。
クソ暑い中、急な階段を上ります。タイ人の参拝客が途中で何人もへたばって休んでいます。僕も何度も休みながらやっとの事で登り切ると、素晴らしい風景が360度広がっていました。
岩山をぐるりと張り巡らすように回廊が作られていて、それをぐるりと巡ります。どこからも絶景が望めます。
交通の便が悪く、自分の交通手段か、タクシーチャーターでしか来れない、秘境とも言えるお寺でした。
ここで次の目的地に直行していれば良かったものの、つい欲をかいてしまいました。
Chet Si Waterfallまで5kmという案内に惹かれてしまい、つい寄り道してしまいます。
しかしながら、これは外れでした。
水がほとんど無いのです。
客も誰もいません。
結局、寺の寄り道10km。滝の寄り道10kmをしたおかげで、もう目的地にはたどり着けないことが分かったのが夕方4時の事でした。
どうがんばっても到着までに日が暮れてしまうので、安全を取ってこのBueng Khong Longの町に泊まることにしました。
幸い宿は2軒あり、湖のそばのこの宿にしました。
場末のモーテルという感じです。
部屋の鏡がいかがわしい感じですが、僕以外にも家族連れが泊まっているので、誰にでもオープンな宿ではあります。
田舎の町なのでろくな食べ物がありません。夜ご飯はチャーハンで済ませました。
今回の旅行中最も安く、かつ最も量が多く、しかも2番目に不味いチャーハンでした。
ちなみに一番不味かったのは昨日のチャーハンです。
今日の走行距離:112.17km
(たいして走っていないのですが、お寺に登ったり滝まで歩いたりして時間がかかっています。また、この季節は日没が早く、行動時間に制限があります)
今日のチャーハン:30バーツ(100円少し)
11月25日にホテルからアップロードを試みていますが、回線が遅すぎます。
すごくいい眺めですね。
荷物は無事だったようでなによりです。
自転車で旅行していて一番困るのは、途中で観光するときに荷物を置くところがないことです。コインロッカーなんて絶対無い。そのため、面白そうな場所なのにスルーしてしまうことは多々あります。