小田原から清水へ(箱根峠越え)

6月に小田原から家まで走ったので、その第二弾という事で、小田原から先を目指しました。
一度はやっておかねばと思っていた箱根の峠越えの備忘録です。

スタート地点は小田原城。標高20mの場所を7時50分に出発。
まずは国道1号線を箱根湯本へ。ここまでは楽勝です。このまま進んでもいいのですが遠回りだし、車も多いので、箱根新道を走ろうと思って箱根湯本から少し引き返します。しかし、箱根新道は自転車通行禁止だったので、結局は新道と併走する旧東海道を走ることにします。
温泉街の中の坂道を登っていきます。いきなり結構な急坂です。

温泉街を抜け、森の中を走り、小田原から13kmで畑宿の村。標高390m。
ここから七曲がりの坂が始まります。

看板に七曲がりと書いてありますが、地図を見ると12曲がり。勾配10度とありますが、カーブの所ではもっとあるはずです。
畑宿の村から2kmを30分かけて登ると七曲がりの坂は終了。標高530m。見晴らし茶屋があり、絶景が広がります。

その後も登り坂が続きます。旧東海道なので車は少なく、のんびりこいでいても後ろを気にしなくても良いので助かります。

小田原から18km地点(標高740m)で登りの前半は終了しました。ここから国道1号線と合流し、少し下って芦ノ湖へ。
小田原から2時間20分、19kmで到着しました。

芦ノ湖からは国道1号線を走ることになり、交通量が急増します。
緩やかな登り坂を登ると23km地点に「箱根峠道の駅」があり、その少し先が箱根峠。

小田原から23.41km、標高846mです(iPhoneの高度計だと850m)。この時点で11時07分。

もっと大変かと思ってましたが、あっけなく終わってしまった感じです。今日はこの先、もう登り坂がないと思うと、「これだけ?」って拍子抜け。
海外で山道を走るときは、一日で幾つもの峠を越えるのが普通で、300m登って100m下り、また100m登って200m下り、さらに300m登る……「いつ終わるんだよ!」……なんてのに比べると、気分的にも楽でした。


トラックが走る国道1号線を下ります。18kmくらいブレーキをかけ続ける感じで、ほとんどこぐ必要が無く、一気に三島に到着。
その後、沼津市内を通り抜けたあたりから海沿いを走ります。

沼津→田子の浦間には立派な防潮堤が作られており、その上を自転車で走れるようになってました。
防潮堤の陸側には松林、そしてR380(東海道)が平行していて、防潮堤に飽きると東海道を走れるし、松林で陽射しを避けて休憩も出来るので、なかなか快適に走れました。
田子の浦には港があるので海沿いの道はいったん途切れます。通常なら国道1号線を走れば近道なのですが、国道1号線がバイパスのため遠回りを余儀なくされます。
道がよく分からず、一般道をクネクネ走ってようやく富士川を越えます。ちなみに富士川を越える橋も国道1号線なのですが歩道があるので問題ナシ。橋を渡り終えるとまた国道1号線は自転車通行不能になるので一般道を走ることになります。
富士川から先、国道1号のバイパスと東名高速、JR線、一般道が並んで走ってます。山が海に迫っていて平地無く、海沿いに道や線路がひしめき合ってます。
由比の駅を過ぎたあたりで、一般道と国道1号が交錯していて、混乱させられる局面に遭遇しました。どこを走ればいいのか?しばらく悩んでいると、「自転車はこちら」という案内板を発見。由比から興津の間は一般道が存在せず、国道1号のバイパスに作られた歩道を走ることになります。分かりにくいです。

16時30分。清水の町に到着。第一日目はここに宿を取りました。
走行距離101.31km。

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