私が使っているさくらインターネットのサーバが海外からのアクセスを制限するようになってしまい、更新が出来なくなってしまいました。
従って、この文章は帰国してからアップしています。毎日日記を付けておりますので、その文章を張っていきます。
今まででも有数のクソ田舎にいます。一応街なのですが、宿は2軒しかありません。新しい方のはシャワーが共同(しかもシャワーではなくバケツ式)だったので、もう1軒のにしました。
シャワーとしゃがむトイレが付いています。
街に到着したのが16時少し前。その後シャワーを浴びて、高くて不味いフォーを食べたら、もうやることが何もありません。
18時を過ぎて辺りが暗くなり、部屋にこもってこれを書いています。
手元にはビアラオ(ラオスのビール)の缶。店を二軒回って冷たいビールはこれしかありませんでした。
こっちでは缶ビールが高くて、大瓶と小さい缶であまり値段が変わらないのですが、ぬるいビールはイヤなので缶にしました。
ラオスはかなりの物価高で、昼ご飯に食べたフォーとコーラで30,000kもしたので驚愕しました。
夜に食べたのは同じくフォーとビールでこちらも30,000k。
どちらも日本円で420円。
ちなみに宿代は60,000k(840円)でこれもかなり高いなあと思います。
「何もかもタイや中国からの輸入だから高いのだ」とマルコ(0313参照)が言ってました。
今日走っていて、目に付いたのは中国の影響力です。
まずPAK BENGを出てしばらくするとダムの工事現場に行き当たりました。沢山の作業員が働く現場に落ちていたのは中国製のタバコの空箱です。
作業員のほとんどは中国人の出稼ぎだと言います(マルコ談)。
そしてさらに走ると、中国語が表記された食堂がありました。看板には「餃子あります」と書いてあったので、是非食べたいと思って入ってみました。
しかし、店のおばちゃんは「一人?」「何の用?」「メシ?」「チッ」「餃子?」「没有(ないよ)!」ともう、けんもほろろでした。
ちなみに会話はすべて中国語です。
店内にいた客はすべて中国人で、労働者風やゴロツキ風、マフィア風の顔つきで、歌舞伎町でもちょっと見かけない独特の威圧感を放っていました。
餃子はホントに食べたかったのですが、いたたまれずに店を退散しました。
その後も色々と中国の影響力の強さを感じる事がありました。
中国のナンバープレートを付けた車が沢山走っています。最初はダム建設の要員が乗っているのかと思いましたが、違うようで、様々な地方のナンバープレートを付けています。
観察して見ると、中国の企業によるプランテーションが盛んに行われているようなのです。大量のスイカが集積され、箱詰めにされ、トラックに積み込まれていました。
すべて中国に送られます。
中国は自国の食糧不足を補うために海外にプランテーションを促進し、安い食料を輸入しています。
そして中国製の工業製品(今日僕が見た中ではダム)を輸出して結果的にもうけを取ろうとしています。
ラオスに残るのは、自然破壊と物価高という訳です。
中国パワーは恐るべしです。
今日の走行距離:84.85km
今日の朝ご飯:40,000k(560円)アメリカンブレックファストです。高いけど昼のフォーに比べると断然お買い得です。