0103 ヴィエンチャン〜Thalat

ヴィエンチャンの街を脱出するのはなかなか大変だった。市街地は排気ガスが凄まじく、息が出来ないほど。
特にトラックなどは、一体どんな燃料を使えばあんなに毒々しいガスを排出するのだろうと思わせる。
郊外に出て、少しずつ交通量も減って来て、やがて道は川沿いの気持ちのいい風景となり、そして坂道に。
峠を越したあたりが今日の目的地、Thalat。川を挟んで広がる小さな町。
ここで僕とは逆方向から来たサイクリストたちと遭遇し、同じ宿を取る。
一人はフランス人。そしてオランダ人の夫婦。
宿に荷物を置き、一人で近くの寺を見ていると、突然一人のラオス人に日本語で話しかけられた。
彼は3年ほど日本で働いていたらしいのだ。しかし、心の準備もなく日本語で話しかけられ、僕の日本語がなかなか出てこない。
夜は同宿の外人たちとしばしおしゃべり。不思議な事にすっかり英語に慣れてしまい、
自転車で走っている時も、日本語より英語で考えていたりする。もっとも、僕の英語力はたかが知れている。
つまりビューティフルとか、タイアードとかそんなアホみたいな事しか考えていないということだ。
明日はがんばればヴァンビエンまで走れる距離だが、もし面白そうな場所があれば寄り道したい。

途中の小さな村にて。当然ながら坊主も自転車に乗るし、坊主も日光のまぶしさには敵わない。

カテゴリー: Laos 2010.12-2011.1   パーマリンク

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